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メッセージ

私は、太平洋に面し、豊かな自然に恵まれた宮城県東松島市で生まれ育ちました。
転機となった東日本大震災を経験し、人間と自然、そして社会とのつながりに深い関心を抱くようになりました。「奪う行為より、人に与えられる人になる」というこの想いは、時として脅威となる顔を見せる自然から学んだものです。
震災後は海外に移住し、平和教育学と環境学を専攻し、自然教育や平和教育のフィールドで経験を積んできました。
近年、気候変動問題が社会の中心的な課題として浮かび上がる中で、水産業や農業、食を通じて私たちの暮らしがどれほど環境と密接に結びついているか実感する日々であると思います。コロナ禍に帰国後、改めて地元の豊かな自然を再発見したと共に、急速に変化する環境に対して何かできないか、という想いを持つようになりました。
たどり着いた答えは、「環境を守り、再生する為に、自然について学び、クリティカルに考え、実践する教育を創ること」でした。
今、地球環境で何が起きているのかを理解し、その解決策を見つけて実行することが大切だと思います。
オデッセイでは、国内外で様々な環境分野の「プロフェッショナル」として活躍するナビゲーターたちと共に、プログラムを運営しています。これらのプログラムを通じて、皆さんと一緒に環境問題に真摯に向き合い、より豊かな未来を創り出していきたいと考えています。